アラフィフ以降の独身女性の本を読んでみました
最近寒いですね。外に出たくないし、オリンピックはあの事情で見たくないし。→興味がわかないオリンピック
ということで、読書しました。3人の独身女性の書いたエッセイ。
篠田桃紅の「一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い」
篠田桃紅さんは、この前のあさイチでインタビューで初めて知ったのですが、現在104歳(105歳かも)でずっと独身というところにかなり興味を持ちました。
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高齢独身女性必見、104歳篠田桃紅さんの生き方
今後の人生の参考にしたい!と思い、104歳まで独身だとどういう気持ちになるんだろう?と読みましたが、
「誰もやらないことをやる」「何歳からでも何かに夢中になる」など、ちょっと凡人のサバ子には参考にならないかな。
「結婚したい!」や「子供がこの先いなくて平気なのだろうか?」のようなことは、書いておりません。
そして、死や寂しいということもあまり考えず、篠田さんは、ただ書に夢中になれればいい。という感じなんですね。
さすが芸術家。
他人と比べて嘆いたりすることもなく、自分の道を行っている方のようです。そして、幼い頃から兄弟などの死に接し、運命の前では人は無力であると言っています。
一〇三歳になってわかったこと 人生は一人でも面白い【電子書籍】[ 篠田桃紅 ]
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内館牧子の「女盛りは意地悪盛り」
次に読んだのが、内館牧子さんのエッセイ「女盛りは意地悪盛り」
内館さんと言えば、アラフィフの世代ではドラマの脚本家として有名です。
「想い出にかわるまで」や「ひらり」など、学生時代に見てました。
以前横綱審議委員をやっていたので、大相撲ファンならそっちでの方が有名かもですね。
彼女は現在69歳で、この「女盛りは意地悪盛り」は、2004年から2005年の週刊誌に書かれていたエッセイをまとめたよう。
なので、当時内館さんが55歳ごろの話題です。エッセイは、流行りや世相を書いているので、当時そういえばこんなことあったな、と思い出しながら読みました。
そして、内館さん55歳で大学院に通ったそう。20代の学生たちを子分にして、学生生活を送ったなど、プチ自慢を入れつつ、世間の納得いかないことを切るといった内容。世の若作り美魔女をちょっとバカにするみたいな内容もありました。
特に独身に対して負い目も感じず、楽しくやっています。というエッセイでした。
女盛りは意地悪盛り (幻冬舎文庫) [ 内館牧子 ] |
益田ミリの「女という生きもの」
3冊目に読んだのが、益田ミリの「女という生きもの」。彼女は現在アラフィフでサバ子と同年代。
「すーちゃん」の4コマ漫画の作者で、柴咲コウ主演で映画化もされましたよね。
すーちゃんは30代独身女性で、結婚や出産のことを考えるという漫画だったので、昔読んでました。
そしてその作者益田ミリが書いたエッセイ。
このエッセイ、作者のぷち自慢が盛り込んであるんですよね。
別にそこなくていいじゃない?みたいな。
例えば、自分は綺麗じゃない、と言いつつ、20代のときにはおじさんに誘われまくったとか、自分も若いときはラブホテルで色々してたんだ!と、街中でドラマの主人公風になっているカップルを見て思うとか。
その割には、文の終わり方が唐突で、自分の感情をさらけ出してない感じでした。
でも、この3冊では、やはり年代が一番近いので、共感できる部分は多いです。
そして、全体的な感想。篠田桃紅さんの分は別にして、作家ってすごい自分に自信あるなーって。二人とも容姿に自信がありげなんですよね。へーって思った(^_^)/
女という生きもの (幻冬舎文庫) [ 益田ミリ ] |